80代おばあちゃんの愛犬・マリーカのお部屋💕

80代おばあちゃんの愛娘との奮闘記💕

昔大ヒットしたライオンエルザの考察。

エルザ物語は、1960年代にイギリスで発表されたのです。
この物語については世界中からいろいろ言われてきた。
大きく分けると、3つに分けられる。
⑴物語としての面白さうあ文学性と言う点で、いわゆる動物文学の立場から見た見解。
⑵ライオンの行動と心理、そして人間と動物との心理的なつながりといった動物行動学や心理学の面から見た
  見解。
⑶人間や動物が持つ生命現象といったものへの哲学的考察と野生生物の保護思想についての論議である。
 他に猛獣の飼育技術から見た考察。

アフリカ型の自然保護区における人と動物のありかたについての考え方。
また、エルザ的飼育とあ銃のリハビリテーション(野生復帰)に関する考察などといった見方もあるが、エルザについて語られるとき、ほとんどの問題は、上にあげた3つの大きな分け方のどれかに入るとみていいようである。
動物文学には、二大分野があるが、エルザはノンフィクション分野、いわゆる実話である。
実話型文学のうちでもエルザは飼育記録の部類に入る。
中でも圧倒的に多いのは、イヌとネコを飼った物語である。
猛獣の飼育については動物園やサーカスでも話題を扱ったものが多いが、エルザの物語の面白さが他に類を見ないと言える主な理由は、猛獣をその生息環境の中で、半ば放し飼いにした記録だということである。

エルザは動物行動学(動物心理学)に立場から見た場合、エルザは大きな問題提起をした。
猛獣は小さいころから飼う人に慣れるが、発情期になると、”反逆‟するということ。
また、どんなに人慣れした猛獣でも血の匂いを嗅ぐと”狂暴化”するとか人間のもとから離れて一旦野生の世界へ
出発した猛獣は二度と人のもとへは帰らないといったことなどである。
さらに、動物には”心”などというものはなく、人と動物が本当に”理解しあう”ことなどあり得ないといった考えもあり、心理とか個性などは人間だけにあてはまるものだという考えが強かった。
しかし、エルザの物語は、これらの従来の定説をことごとく打破してしまった。

この続きは明日。