【最後まで諦めない~犬の癌におススメの食事療法【療法食】
我が家に居た、先代のペキニーズのパトリックの死因が肺腺癌であったことを踏まえて。
今や犬の死因のトップはガンです。
『我が家のワンちゃんは、まだ若いから大丈夫』などと過信している方!過信が悲劇を招く原因でもあるのです。
我が家に居たパトを、咳を咳だと言う認識ができていなかったのは大きな誤算だった。
遡って、過去の様子を手帳に書き記していたことを思い出して読んだ時は既に遅し。
ほんの些細な様子の変化を異変とは思わなかったことが最大の過ちであること。
いつも、夜寝る時、ベッドで小さく千切ったおやつを上げるのがルーティーン。
ところが、ある日「キャン!」と言って食べなかった。
思えばその頃から既に恐ろしい病気に罹患していることなど微塵も思わなかったのだ。
パトは、いつもの儀式?を、楽しみにしていたので、どうしたんだろう?と疑問を抱いたことを今も鮮明に記憶している。
普段の食事も、あまり食べなくなったので、パト専用のハンバーグ(合挽きミンチのみ)を作ってを与えると完食してくれたものだった。
当時は、単に我儘になったものだと思い込んでいたので「好き嫌いばかり言ってはダメよ」などと無慈悲な言葉をかけたことを後々猛省しても後の祭り。
咳をしたら、もうその時は手遅れだと言うことを知らされた時はショックで、なぜ異変に気付いてあげられなかったんだと、後悔先に立たず。
うそだ!うそだ!とどん底に突き落とされた気分だった。
結局、2か月間1日おきに、肺にシリンジを刺して水を出すしか治療法しかないと説明されていた.。
これって、いわゆる延命処置しているだけで治療ではないのだ。
あんなに元気だったパトが壊れて行く姿を目の当たりにして、私は何と非力なんだろうと、何もできないでいる自分に苛立った。
パトを見る度に辛くって悲しい毎日だったが、奇跡が起こりますようにと何度、神様にお願いしたことか。
どうしてこんなことになっちゃったんだろうと。
この現実が受け止められず、信じられない!『どうか夢でありますように』と本気で祈っていたわ。
私のせいでパトにこんな苦しみを味わせてしまったことに自分を攻めて攻めて攻めまくっていた。
パトには、いくら謝っても許されることではない。
バカな母親でごめんね、パトをこんなに苦しめちゃって・・・と、謝り切れなかった。
食べ物でも、私が食べている物を欲しそうなお顔していると、パトにはめっぽう甘い私は、つい与えてしまったバカ親でした。
でも、毎回、パトのためを思うと心を鬼にしなければいけないんだと頭では理解していても行動が伴わなかった。
辛くて苦しいのは私よりパトだということを考えた時、できることなら代わってあげたいと本気で考えた。
自分よりパトの命の方がだいじなのだ。
私はと言うと、老い先そんなの長くはない、それにいつ死んでも準備はできている。
しかし、私の方が先に死んだら、残されたパトはどうなる?
グリーフケアのDrが「ママさんが先に亡くなったら、パト君は喪失感で食べることが出来なくなって死んでしまうと思うわ、これはママさんとパト君が余りにも濃密な関係だったから」と、仰って下さったことが、後々思い出されたものだった。
血液検査、エコー検査などしたが、血液検査でも白血球と赤血球の数値の検査をしてな
いため、ガンだと特定する時期が遅すぎたようだ。
ファーストDrは、そのことに気付けなくて最後まで別の病名を告知されていた。
『もう、手の施しようがない、安楽死を・・・』と遠回しに言われ通院を終了させた。
しかし、どうも納得がいかない私達家族は諦め切れないので『とことんあがいてみよう』と疑心暗鬼な気持ちを晴らすため、ガンに詳しいセコンドオピニオンDrに委ねることにした。
さて、セコンドオピニオンに賭けてみようと転院したものの、手術をするには、食欲があることが条件だと。
要は、手術に耐えるだけの力(食欲)がないと手術ができないのだと。
その後、
治療するでもなく、ノラリクラリ無駄に6日間入院していただけ。
食欲がないからと言う理由で、何することなく酸素室に入れられただけで、治療らしい治療はしてもらえずじまいだった。
6日間入院したのにも拘わらず1回お肉を少しだけ食べただけだったとか。
「点滴はしてくれなかったんですか?」と質問したら「しませんよ」ですって!
腹が立ったのですぐに強制退院させてもらった。
何のための入院だったのか!
結局、ほとんど何の治療もしない6日間、多額の入院費を請求されただけだった。
あの時のパトの6日間は大変貴重な時間だったのに、無駄な6日間どうしてくれるのよ!
返してくれ!と声を大にして言いたかった。
最愛のパトは家には帰って来れたけど、酸素室に入っていないと生きてはいけない体。
「食事はノドに詰まるといけないから与えないように」と腹立つDrに言われていたけど!
食べさせなければ死んでしまうではないか!!私は無視して栄養いっぱいのad缶をシリ
ンジで食べさせたり、お口の粘膜に塗りたくったりして与えていた。
当然食欲ゼロのパトは、拒絶していたが「お願いだから食べて!パト!」と、強
制給餌するしか方法がなかった。
亡くなる前日に、何とお肉を2切れ食べてくれた!すごく嬉しくて「パト!食べてくれ
たの、ありがとう!」と何度もお礼を言った。
もしかしたら、このまんま治ってしまうのではないかなどと、考えたりしたものだった。
こんな状態でも、パトを酸素室から出して抱っこしてあげられないことがどんなに心苦しかったことか。
パトだって、何故こんなヘンテコリンな部屋に入れられているのか理解できないでいることが不憫でならなかった。
次の日最愛のパトの最期を迎えた時は気が狂いそうなくらい辛くて悲しかった。
生まれて来てこんな悲しみ苦しみは初めてのこと。
パトは私の唯一の生き甲斐だったから、その喪失感は尋常ではない。
動物病院の「グリーフケア」は、 喪失と立ち直りの思いとの間で揺れる時. 死別を経験
すると、しらずしらずに亡くなったパトを思い慕う気持ちの中で湧き起こる感情・情緒
に心が占有されそうな自分に気づかされたものだった。
「パト君の遺骨とパト2世を連れていらしてください」と言われた時は嬉し涙が止まらなかった。
因みに2世と言うのは(パトに似たぬいぐるみを作ったので、パトだと思って大事に可愛がっている子)
その女医先生は、励ますのではなく、心に寄り添ってくれる・・・そんな気持ちが伝わってきて癒され、セッションが終了するまで、涙で終始した。
穏やかで笑顔で静かに語りかけてくれる先生に、自然と心が救われる気持ちと癒される気持ちが居心地の良さを感じ取ったものだった。
パトの死の1週間前と後、いくつかの謎があったので疑問の解明を臨んだところ、見事に分析してくださったことでモヤモヤが晴れスッキリしたものだった。
セッションが終わって駐車場まで送ってくださり熱い握手と抱擁で「お家に帰ればパト君がいるんじゃないの、ママさんの帰りを待っているわよ」と。
何と言うお言葉なんでしょう!驚きと感動と感謝でいっぱいになり、又々涙涙の物語で終わったのだった。
こうして書いていてもいろいろ思い出され止め止めなく涙が溢れ出て止まらない。
「パト!帰って来て!お願い!愛してるよ!」と、写真を見ながら毎日話し掛けている。
天国へ旅立って1年7か月経つけど、未だに諦め切れないでいる。
可愛いけどマリちゃんはマリちゃん、パトはパト、パトは一生涯心の中で生きています。
食事と愛情は、ワンちゃんが生きて行く上で一番大切なこと。
ガンを未然に防ぐこともできるのです。
早いうちから下記のような食事を与えていれば、予防ができてもっと長生きできたのにと思うと、もっと早くこの療法食に出会いたかったと残念でなりません。
今いるマリちゃんが、パトの二の舞にならないよう、食事には充分気を使ってあげようと痛感しました。
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